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2007年3月14日水曜日より開始    2008年1月13日日曜日より運営休止    2012年1月13日金曜日より再開?
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張り子のお面がほしいなぁ、とぼくは思いました。
それは狐の顔をしたお面です。
怪しいけれど、愛嬌のある狐のお面を、ぼくはもうずいぶん探していました。
前は壁にかかっていた狐のお面は、今はもうありません。
きまぐれな狐のお面は、何処かへ遊びに行ったっきり、まだ帰ってこないのです。
きっとまた、他の仲間たちと何処かのお祭りに出没しているんだろうな、と思います。
夏のお祭りがはじまるまでには帰ってくるといいのですが。

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狐の面は、今欲しいモノのひとつです。
今年こそは手に入れたい。
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きのう、無記名表示。はblogされたみたい…
だからきょうは、ここでめへblogしたの?
だからきょうは、blogされたみたい…


*このエントリは、ブログペットの「シュシュ」が書きました。

 あなたに捧げるものは



   頸をさらけだして跪く少年なのです



      乳白色の首輪をはめた、大地と太陽の滴のような子ども


          とじた瞼、すべらかな肌、睫毛の影がちらちらと震えているのが見えますか


           黒い髪は柔らかく渦巻き、灼けた手足はすらりとのびて


          己に何が待ちうけているかも知らないその姿


      石から切り出された彫刻の像というのは、こんなふうかもしれませんね



   さあ、あなたのために用意したのですから


 どうぞ、あなたのお気の召すまま



  この子どもは

  その瞼をあけた途端に

  あなたの虜となるでしょう


  ひざをついた床の冷たささえ忘れて


  たとえ身の内に残る一片の

  困惑を含んだ恐怖さえ

  あなたの目を捉えれば

  一瞬にして甘美な刺激に生まれ変わり

  身体に走る痺れは想うあなたへの悲哀へと変わりましょう

  これより流す涙は

  すべて

  あなたさまのものにございます


-------------------------------070525

 じりじりと むわむわと そえそえと 

 ゆるゆると はらはらと えめえめと

 なにかが そこのほうから やってくる

 どこのそこ そこのそこ ここのしたから

 みずからの からだのなかの みずのなか

 こぽこぽと そぽそぽと くぽくぽと

 のぼるように おしあげられて ちかづいてくる


    (なにもみたくない みたくてもまえがみえない)

    (みたいものがみたい みたくないものはみえない)

    (みえないものがみたい みえるものをみようとしない)


 どこから どこから やってくる

 それは どこから

 みずからの うちから

 みずのおうかんのように わきあがる

 それ  は  なに


 汽車のたび
 汽車での旅、夜行列車での旅、というものはどれも文学的な匂いがする。
 なんだか懐かしく、鮮烈で、身体に潜む電気的な因子が、躍動ごとに枠をこえて飛び散っていくようだ。
 心臓に鼓動ひとつ、確りと数えられるくらいに熱をもって動力部はまわっていく。
 はくはくと、このまちどおしくてたまらない一連の時間こそ、その目を透明に光らせ、真んまる団栗にさせるのである。
 魅力的、とひと言でいうには勿体ないくらい、それは熱くも冷たくもない雰囲気で、水のように空気のように、不思議な感触でもって私を攫うのだ。
 どこかへ連れてこられ、そこを見渡せば、いつもそこには「旅」というものが広がっている。

 たびはやはり、このように地上をはしつ箱のような乗り物でおこなうものなのだ。


-------------------------------070523-050117


 みかづき さかづき ゆめゆづき

 かななし しののめ めななししずく

 つぼみる みぼふる はななかかざり

 もるたる れみねる ほのみねる

 ねじきり まじきり くじきりみゆく

 ありつか えびいろ ろろまんほうい

 ささささ ささええ しーじま ふ

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  まわりあそび は ひとのこ いがい と あそぶようには できていません

 だから ひとのこ いがい の こ と いっしょにあそぶ とき に は ひとつ べつのことば を いれましょう


 百の命(ジカン)をもった誰かよりも
 あなたの尊き命の滴がワタシを惑わす

 薔薇色に染まる頬を寄せて
 恥ずかしそうに瞼をふせて
 そんなにワタシをオカシクさせようというの

 貴方が夜を歩く貴族サマなら
 その白い頸を飾るための噛み痕をみせてちょうだい
 純正(サラブレッド)の証など意味もない
 零れ落ちた牙はミルクに溶けるほど脆い
 似合いの星玉石で装飾品(ブローチ)でもおつくりなさい

 どうぞその青白い手をさしだして
 唇で忠誠を誓うワタシに油断しないで
 芳高き甘き赤がしとどに流れ出す


 千にも満たぬ夜を生きるよりも
 あなたを愛でてシルクの髪(イト)を撫でる

 三日月色の衣服をひるがえし
 秘密に満ちたカラダを隠す
 はやくその背中を地に落としてしまおう

 鏡さえも恥じる容貌のした
 脈打つ死への鼓動(カウントダウン)が聴こえる
 眩暈を誘うまなざしで誰をとろかすの
 棘刺すに甘えを含んだ仕草さえ
 大鎌を振り落とす前の序曲(プレリュード)でしかない

 ワタシは尊き赤にしか興味はなく
 貴方は銀製の銃弾を飴玉のように噛み砕く
 それなのに
 なぜこの裏切り者(ユダ)の腕に抱かれるのでしょう



空にのめりこむと、何もかも忘れてしまう。
その一瞬を箱におさめておきたいと思ったら、もうそれは青空の仕掛けた罠にはまっている証拠。

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お試しするのは携帯型電話機の送信が上手くいくかどうか。
そういえば、無記名表示。が

(昔にうっすら聞いたことがあったような気がしないでもないですが)不思議の国のアリスを由来とするアリス・デーなるものがあると知って、「アリスって影響力がす怪物じいよなぁ」と、今さらながら改めて実感いたしました。
って言ってたけど…

*このエントリは、ブログペットの「シュシュ」が書きました。


 ロミーナとジュリアンが出会った。

 それはいつのことだったか。

 月夜の下で、星空のしたで、劇場の天幕の袖で、と誰かが言った。

 どこかはともかく、ふたりはひとめで恋におちた。

 それがどんな感情なのかふたりはまだ知ることなく、

 そしてまたソレを知ろうともしなかった。

 なぜならふたりはそんなことには興味がもてなかったからなのだけれど、

 まずはそれより、ふたりの周囲がそれを許さなかったからだ。

 ふたりにはそれぞれに同じ日にうまれた半身がいた。

 ロミーナには男の兄弟が、ジュリアンには女の姉妹が。

 けれどもよもや、それぞれの片割れ同士が自分たちと同じように愛し合うとは思ってもみなかった。

 ロミーナもジュリアンもまだそのことを知らない。

 その名前は、本の頁のどこにものっていないから・・・。

 つまり、世界のどこにも、ふたりは存在していなかったんだ。

 とある物書きがペンを走らすまではね。

 実はまだ、ふたりはふたりの片割れにさえ会っていないんだ。

 そこまで書ききれていないんだよ。

 その物書きが。

 さて、ふたりがそのことを知ってしまったとしたら、どうしただろう。

 そのことってぇのは、ふたりの片割れが密かに想いあっているってことをだよ。

 きっと両家のご婦人を、失神させるくらいの大立ち回りをするだろうね。

 どんな工作をしても、どんな手を使ってでも、その想いを実らせようと活躍するだろうよ。

 そう、もとの筋書きにはない、紡がれることのない物語になっただろう。

 悲劇は悲劇でなくなり、甘ったるいけれど、すがすがしい、みなが望むような物語になっただろうね。

 ふふん、みなが、ではなく物書きが望む・・・だな。

 かくしてふたりの見事な手腕により、ふたりの片割れは晴れて結婚し、両家は手と手を取り合いその結婚式を涙ぐみながら祝うのさ。

 それはもちろんのこと、

 もしもロミーナとジュリアンというふたりが物語に存在していれば、の話だけれど。

 さあ、そのふたりの活躍ついて聴いていくかい? それともこんな与太話には興味がない?

 まあどっちでもいいから、ちょっと耳をかしておくれよ。 そこ行く皆さんがた。

 ここにいるってことは、ひまを持て余してるってことだろう?


-------------------------------070518

 とある古典文学作品のアニメを見て思いついた想像です。
 その古典文学作品のアニメの雰囲気や設定は素敵だと思います。
 斬新だ。ファンタジックだ。素晴らしい。

 名作(名作ではなくとも?)には必ずパロディックな物語が派生しているものです。
 オマージュ、リスペクト、インスパイア、パロディ・・・どんな言い方であれ、それはその作品に対し少なからず愛着や敬意(ただ単に気になっているというのもあるでしょう)といった感情を持ち、興味を示しているということですよね。
 私はあまり詳しくはありませんが、パロディ対象に対して好意的なパロディ作品は純粋に面白いなあと思います。もちろん大元のオリジナルがあってこそのパロディなのですが、パロディにはオリジナルにはない発想と、「もしも~だったら」という別に分岐した物語が存在しています。自分の好きなお話ならば、読み進めていくうちに誰もが一度は考えてしまうことではないでしょうか。
 私はあります。それこそ大好きな本(本でないこともあります)に関しては、何度も想像あそびをくりかえしては、ひとり物語をたのしみます。
 その対象に何らかの感情や印象を持っているならば(特に好意的印象を持っているなら)、想像あそびは一層加速していくのです。そして深くその作品に入れ込めば入れ込むほど、想像あそびの題材も多岐に渡るようになります。よりその物語を味わうために。その物語に浸るために。(たとえば何も知らない他人から見れば、みっともないとも言われそうなくらいの妄想の域に達してしまうこともあるでしょう。)
 でも。もしも、~だったら、この物語はこんな風な展開になったかもしれない・・・そういう楽しみは読者にとってなくてはない楽しみの一つです。だからこそ、さまざまパロディ要素を含んだ物語が日々生まれていくのだとおもいます。

 もちろんこれらの言い分は言い訳としか受け取ってはもらえないでしょうが・・・。


 きみがくるまで、ぼくはまつよ


 きみがこなければいいとさえおもうけど

 きみをもとめずにはいられないぼく

 きっとぼくはだめなにんげんなんだろう

 きみにいわれなくてもそんなことわかってるよ


 だからそこからうごかないで


 ぼくのそばにはよらないで

 ぼくのうでは、きみをとじこめておくためにあるわけじゃない


 きみはもう、ぼくとはあわない


 ぼくをわすれて、きみのゆきたいところへはしっていって

 きみがぼくをわすれて

 ぼくがきみをわすれて

 すれちがってもわからないくらいはなれて

 そういうふうになれたらいいのに


 ずっとずっと

 むじゅんしたままとまってしまったいまのぼくをさがしにこないで

 おろかなぼくにてをさしのべないで

 あまえたぼくをそのめでみないで

 ぼくのそんざいがきみをのみこんでしまう

 ぼくのいかれたモノにきみはのみこまれないで


 にげて


 ぼくがちゃんとしたぼくになって

 きみがもし、まだぼくをおもっていてくれたなら

 そのとびらをあけて

 ぼくのしにがおをみとってほしい

 そのときまで

 ぼくは

 きみをまつ


 あるひとが言うことには

 その人は人形遣いなので、人形劇をひらくという

 あるひとが言うことには

 その人は物書きなので、妖しい怪奇譚をかくという

 あるひとが言うことには

 その人は音楽家なので、背中の楽器をひくという

 あるひとが言うことには

 その人は絵描きなので、夢見た世界をえがくという


 あるひとが言うことには

 それらすべてが誰かのみた可能性なのだという


 ふたしかな要素でいちばん えらびたいのはどれか?

 そんなこと決まってやしない?


 いや、きまっているのだよ  こころだけならね

 とは、だれかがいったひとりごと


 あめがふる                    雨が降る

 あめがふる                    雨が降る

 くさがぬれる                   草が濡れる

 くさのうえのしずくがおちる           草の上の滴が落ちる

 かさはくるくる                   傘はくるくる

 あたってこわれた                当たって毀れた

 どこもかしこも ぬれたはいいろ       どこもかしこも 濡れた灰色

 みずみずしいのはみどりのものだけ     瑞々しいのは緑のものだけ

 そらはしろくてはいいろで            空は白くて灰色で

 つちはくろくてでろでろしてる          土は黒くてでろでろしてる

 めにあざやかはみどりのいろだけ      目に鮮やかは緑のいろだけ

 あめのひにはいちばんめだつ         雨の日にはいちばん目立つ

 ぬれたこいしのねむるかお           濡れた小石の眠る顔

 あめのひにはいちばんつややか       雨の日にはいちばん艶やか
 
 けぶるあおこそしこうのいろよ         けぶるアオこそ至高の色よ

 あめのひにはいちばんきれい         雨の日にはいちばん奇麗

 ぴかりとひかるらいめいのかお        ぴかりと光る雷鳴の顔

 あとにひびくはてんたたくおと         後に響くは天叩く音

 ざわめくこえさえきこえない           ざわめく声さえ聴こえない

 それこそみどりのおもわくどおり        それこそ緑の思惑どおり

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