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2007年3月14日水曜日より開始    2008年1月13日日曜日より運営休止    2012年1月13日金曜日より再開?
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 朝起きてとってもツボだったのは、

 「良ちゃんだよ。良ちゃんだよ。良ちゃんだよ。」
 「姉さんだよ。姉さんだよ。姉さんだよ。」

 通話ボタンを押すまでエンドレスでつづく素敵に無敵な着信音。


 なんて素晴らしい姉弟でしょうか。


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 今日の朝ごはん(ブランチ)は朝マックメニュウの「まっくぐりどる ソーセージ&えっぐ・チーズ」と「ハッシュ・ぽてと」をいただきました。
 サンドウィッチの包み紙に工夫があって、これを考えた人は頭がいいなあと感じました(どの面が上にくるかで中身がなんなのかわかるようになっているなんて・・・)。
 甘いパンケーキ(入っていたのはメイプルシロップでしょうか?)の間にソーセージの肉の旨み、ぷりりとした卵にとろとろのチーズがはさまれ、甘みと旨みと塩味、素材の触感がおもしろい味をつくっていました。大変おいしくいただけました。
 朝のポテトはあまり食べたことがありませんが、カリッ、ジュワッ、サクッ、ホワッとした触感が大好きです。
 これらのお供はドリンクの「ジンジャーエール」。あっさりとしていて爽やかな炭酸飲料。コーラよりも飲みやすいのでワタシはたいていの場合ジンジャーエールを選びます。でもサンドウィッチが甘いのでフツウに烏龍茶などのほうが食べやすいでしょうかね。
 また機会があれば他のパンケーキサンドにも挑戦してみたいです(今度はいつ早起きができるでしょうか・・・)。
 軽食に自分で作ってみるのもいいですね。

 総合的な評価   星☆☆☆☆☆(十三段階評価)
□味□   美味しい。ワタシにとっては新しい味。
■量■   少なく見えたのに結構なボリューム。朝ならこれでお腹七分目。
□値□   時々食べるくらいだからこのくらいでOK。
■印象■  朝メニュウはほとんど食べられないので新鮮な感じ。私的なイメージで言うと、朝メニュウというやつは大人が食べるマックのメニューだった。


 
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 !!注意!! 以下の文章には、ほんの少しですが『薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク』のストーリーのネタばらしが含まれています。




 薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲クの初プレイにようやく決着がつきました。
 心中エンドです(そういう名称だったはず・・・)。
 よく考えてみれば当たり前なのですが、この人はこの人とどういう人間関係を築いていくのかしら・・・(わくわく)とENDについては考えなしに各組み合わせを中途半端な状態のままにしておいたのが原因だろうと思います。カードの重ね合わせにはすごくアタマを使って考えてはいたんですが、これが18禁のBLゲームだということを半ば忘れていたことが私の敗因なのでしょう(なんの勝負って己の妄想との戦いというか・・・)。
 今度は物語初めのほうは要君に様々な人とお話してもらい、中盤からはしっかり組み合わせを決めて取りかからねばなりませんね。
 今回のプレイで各人どのような人間関係を抱くのかのサワリ部分は見えてまいりましたので、次回は抱月先生を後回しでちびっ子たち中心に動かしてみようとおもいます。
 抱月先生と各人の関係ってみんなツボをつくような関係性ばかりなので要注意が必要とお見受けしました。ちみっ子火浦君との絡み、金子君との絡みが特にすきかもしれない今日この頃・・・(でも土田君も木下君も要君との絡みもみんなよく練られている・・・)
 薔薇の主要登場人物は大体みんな好きなのですが、最近ではちみっ子火浦君や誠司君がとくに気になる方々なのです。心中ENDしか見ておりませんが、(私の進め方ですと心中するちょっと前に)誠司君が要君の下宿先にきて仲直りする場面には思考を鷲摑みにされました。誠司君の可愛らしさや、要君と誠司君の兄弟愛ともいえる和やかで温かい雰囲気がなんともいえません。私にとって購入前から注目度の高かった彼ですが、ここで一気に株を持ち上げ、ますます勢いをつけてきています。
 個々それぞれに一癖ある人物のなかでの彼の立ち位置や、その困ったチャンぶりが、気になる要因なのでしょうね。

 境界線を引いたら、ナイフでつけたように跡がつきそうな真っ青な空を見上げた日。

 僕が振り向くと、その人の投げた軌跡がくっきりと空に残っていたんだ。


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 飽きっぽく(新しいもの好きともいう)根気と熱意を持続させる力に少々欠ける私ですが、今期始まった深夜アニメ『おおきく振りかぶって』は、ちゃんとまだリアルタイム(この場合次週放映時間までに、とする)で見ることができています。
 気になってはいても、いつも最初から最後まで観賞することができないのですが、「おおきく振りかぶって」はできるだけ精一杯がんばって最後まで完遂できるといいなあ。
 物語、登場人物、構成、それにあの画面に浮かぶ空の真っ青さが特にお気に入りです。オープニングの時真っ青な空に白抜きの文字で「おおきく振りかぶって」と出てくると、ああ、今週分も始まったなあと実感するのです。次週もたのしみたのしみ。他の深夜・夕方問わず、アニメ・ドラマ作品は何故かどれも見忘れたり録画し忘れたりだから(一部を除き全滅・・・きっとツメが甘すぎるにもほどがある人間コンテストでも上位入賞間違いなしでしょう)本当に全部見たいです。
 漫画のほうは昔一巻を読んでそのままなのですが、いつのまにやら七巻まで出ているのですね。アニメの方が全部終わったら読んでみたいと思います。

 姫君の誘惑は誰にも破られること無く 、 つづく


-------------------------------070424

 本日つだみきよ氏の『プリンセス・プリンセス+』と『PRINCESS PRINCESS PREMIUM』を購入いたしました。「プリンセス・プリンセス」連載当初からお気に入りの作品であり、大好きな作家さんでしたので、遅ればせながらこの二冊を自分の書棚に飾れるかと思うと大変嬉しいかぎりです。
 ~PRINCESS PRINCESS PREMIUMについての感想~
 お気に入りの作家さんだから・・・と自分から誰かの画集(というのでしょうか)を買うのは初めてかもしれません。手にとってなお迷い悩んだ挙句、思い切ってレジに持っていったのは間違いではなかった・・・。購入して良かった!と本当に思います。
 個人的には満足な内容もりだくさんで、特に表紙が何度見ても「ほぅっ」と溜息をもらすほど可愛らしいのです。不思議の国のアリスだなんて、なんて私のツボをついたチョイスなのでしょう・・・。ピンクと黒と水色の色合いがこんなにも強力な誘惑(チャーム)を引き起こすなんてびっくりです。

 ~プリンセス・プリンセス+についての感想~
 正直に言うと、前作『プリンセス・プリンセス』のほうが好みです。べつにプラスの二人が嫌いというわけじゃありません。ただ単に、愛好する年数が圧倒的に前年度三人の姫君方のほうが長いのです。
 『プリンセス・プリンセス』の一巻が店頭に並んだのは2002年のこと・・・五年もたっているのですね(ほろり)。私の周りではこの本や作者氏のことを知っている方がいなくて、密かに布教活動よろしく友人に読んでいただいたものです。ああ、いいかげんそんな空想の世界にひたるのをやめろとは言うなかれ。やっぱり、学園で女装行事が行われるという素晴らしき世界観が大好きなのです。
 今はまだプラスの二人には前年度三人の姫ほどの愛着はありませんが(やっぱり私にとって「姫」といったら前年度三人の姫君がたなのですね・・・)、これから読み返すごとに愛着が深まっていけばいいなあと思います。

 つだみきよ氏の本は巻末漫画から何から、どれをとってもツボをついた面白さなので『プリンセス・プリンセス+』、『PRINCESS PRINCESS PREMIUM』共に美味しくいただけました。ごちそうさま。


 これからも姫君の道に幸あれ!

 あおときいろをまぜたらなんになる?

 きみがきみで、ぼくがぼく

 でもいまはきみはぼくで、ぼくはきみ

 まぜあわせてできたみどりのいろが

 きみとぼくのしるし

 ふたりがともにいたことのあかし

 いつかきみとぼくがいなくなっても

 いつかはなれてしまっても

 きみとぼくはたしかにいっしょにいたんだよ

 またどこかでであうひまで

 やくそくだよ

 みどりのいろはきみとぼくがみつけた

 かけがえのないものだから

 それをわすれないで


-------------------------------070418-070419

 「あおくんときいろちゃん」(原題 Little Blue and Little Yellow)というレオ・レオニの絵本が大好きです。
 レオ・レオニの絵本の何冊かは、小さい頃から何度も読むほどお気に入りでした。私にとってことても想像力をかきたてられる絵本のひとつです。
 切り絵という手法がこんなにも素晴らしいことをこの絵本で知ったといってもいいくらい、味のある切り絵作品の絵本ばかり、しかもストーリーだってモチロン良いものばかりなのでどれを選んでもはずれがないのがレオ・レオニ絵本の特徴かもしれません。
 もし読んだことがない方は一度読んでみることをオススメします。
 そしてじっくりと、その世界の全てをあじわってほしいものです。
 
 上記の散文は、ある方の『Little Blue and Little Yellow』の絵本分析を知って、「ああ、なるほどなあ」ともういちどこの絵本について考えてみて思いついたものです。
 以前からこの絵本の楽しさや深さは知っていましたけれど、自分の中の『Little Blue and Little Yellow』のイメージにさらなる発見を書き加えられてとても興味深い絵本分析でした。

 「あおくんときいろちゃん」の絵本は、(人間の形にするという意味で)擬人化して遊ぶくらい大好きでお気に入りの絵本です。
 私にとって絵本や児童文学は、二次創作をするツボであるのだなあと最近実感しました。

 本日の夜中にシナリオを読み始めて、六月の十六日まで進みました。
 どのように進めるのが一般的なのか分かりませんが、要くんには花喰ヒ鳥の謎を突き止めるために様々な人たちに突撃してもらっています。他の方々も好き勝手にカードを合わせ、色々な人間関係を楽しませていただいているところです。

 『薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク』の本編は体験版以外では今回初めてプレイしたのですが、今のところゲームへの意気込みがありすぎて、気合を入れすぎて遅々として進まないのが悩みです。
 原因はストーリーがどうやったらスムーズに続くかということと、カードによるタチ・ネコの組み合わせ方で毎回毎回悩んでしまうことです。誰が誰とどういう関係でくっつかないと嫌ー、というのが当初からなかったせいで、誰を誰とどう組み合わせればいいんだ? と手が止まってしまうのですね。
 今のところ、要くんに精神的主導権を握らせるようにしたいなあと思い、他の方々のカードの上に重ねるようにしています。あとの方々はほとんど話の展開によってカードを合せてゆく感じでしょうか。

 この作品のたくさんある魅力の中でも、登場人物のそれぞれの人間関係が興味深いです。この人物は彼に対してはこういう風で、あっちの彼に対してはこんな風に自分を見せている、という登場人物たちの様々な側面が見えるのがこのゲームの面白いところの一つなのですね。
 今まで進めたシナリオの中では、特に水川先生が見せる金子さんへの態度などには「うわぁ」という感想を抱かされました。本当に「うわぁ」というしかないというか・・・。


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 おまけ
 昨日やってみた成分分析 on WEB の解析結果
 では曜日順に月村先生から

 月村幹彦の解析結果
  月村幹彦の46%は勢いで出来ています
  月村幹彦の45%は柳の樹皮で出来ています
  月村幹彦の7%は濃硫酸で出来ています
  月村幹彦の1%は心の壁で出来ています
  月村幹彦の1%は理論で出来ています

 火浦あずさの解析結果
  火浦あずさの67%は見栄で出来ています
  火浦あずさの19%はスライムで出来ています
  火浦あずさの6%は成功の鍵で出来ています
  火浦あずさの6%はミスリルで出来ています
  火浦あずさの2%は月の光で出来ています

 水川抱月の解析結果
  水川抱月の52%はツンデレで出来ています
  水川抱月の34%はお菓子で出来ています
  水川抱月の8%は成功の鍵で出来ています
  水川抱月の4%は言葉で出来ています
  水川抱月の2%はマイナスイオンで出来ています

 木下真弓の解析結果
  木下真弓の48%は蛇の抜け殻で出来ています
  木下真弓の34%は着色料で出来ています
  木下真弓の7%は気の迷いで出来ています
  木下真弓の6%はマイナスイオンで出来ています
  木下真弓の5%はミスリルで出来ています

 金子光伸の解析結果
  金子光伸の79%は度胸で出来ています
  金子光伸の16%は純金で出来ています
  金子光伸の3%は言葉で出来ています
  金子光伸の2%は成功の鍵で出来ています

 土田憲実の解析結果
  土田憲実の40%は記憶で出来ています
  土田憲実の38%は玉露で出来ています
  土田憲実の9%はマイナスイオンで出来ています
  土田憲実の7%はお菓子で出来ています
  土田憲実の6%は言葉で出来ています

 日向要の解析結果
  日向要の96%は砂糖で出来ています
  日向要の4%は気の迷いで出来ています


 ・・・・・・要くんの九割が砂糖ならば、水川先生に食べられてしまうのも道理ですね。


 日本人形と西洋人形 あなたはどちらを選ぶ?

 月と星のどちらがお好み?

 麗しい月か煌めく星か

 それとも(バターのように)とろける太陽の滴?

 月は人に狂気を与え、星が切望を誘う

 白い毛糸でつくった兎は黒い羊に出会って妖精になる


-------------------------------070404(040206)


 本日の夕方、『薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク』の公式通販限定根付の交換品が届きました。
 とても厳重に梱包されていて、真ん中に置かれた「誠司」根付を見たときは、多少の気恥ずかしさと嬉しさで体中一杯になりました。小さな根付ひとつのためにしっかりとした対応をしてくださったビーアイコミュニケーションズさまに感謝いたします。


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 薔薇に惑う迷い子は、いつしか世界を愛しむ

-------------------------------070405


 
 悩める乙女よ

 今こそ、その扉を開けよ

 共に薔薇の夢を見よう


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 本日四月二日月曜日。破損していた愛蔵版公式通販限定特典「誠司」根付を交換していただける(というか新たに送ってくださる)という返信メールが届きました。
 おおお、サイクロゼさま、感謝します!
 メールの返信がくるまでどうにも不安で心配で、数日間『薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク』は棚に飾ったまま過ごしたのです。これでやっと『薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク』を手にとって心ゆくまで堪能できそうです。
 やっぱり心置きなく遊べるほうが精神的にもいいし、思い切り楽しめるというものです。
 今日はとても眠いのでもう寝ますが、明日は最初のプロローグだけでも楽しめたらいいなあ。


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 堪能すべきは薔薇の夢


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 最近気になるドラマやアニメの覚書
◇マーニーと魔法の書
◆仮面ライダー電王
◇天元突破グレンラガン
◆ヒロイック・エイジ(第一話見忘れた・・・)
◇キスダム
◆のぞき屋
◇ハッピィ★ボーイズ
◆桃華月憚
◇黒の契約者
◆地球へ・・・
◇セクシーボイス アンド ロボ
◆特急田中3号


 本日三月三十日金曜日。
 『薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク -愛蔵版-』がお家に届きました。
 黒猫宅急便屋サンがくるまでの時間がまちどおしくて、ずっとそわそわしながら配達時間をまちました。
 配達時間の指定をしなかったので、夜の二十時過ぎにトラックはやってきました。
 夜や夕暮れといった時刻こそ、この薔薇の世界への入り口にふさわしいと思ったのです。
 でも、きらめく昼の陽射しのなかで、昭和初期の不可思議に心惹かれる世界を堪能するのもよろしいかもしれません。だって「薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク」の陰影がくっきりと、白昼夢のように現れるかもしれないし。
 今日という時間は薔薇の世界を純粋に味わうためのスパイスでした。
 それは届けられた箱を開けたあとに感じた、少しの失望をほんのすこし慰めてくれました。
 何ということは無いはずです。
 ただ、オフィシャル通信販売限定特典が破損していたというだけ。
 首と身体が残酷にも離れ離れになっていただけ。
 けれども、それははやる胸の喜びと期待という実をしぼますには充分な要素だったのです。
 ちいさな根付人形の中では、いちばん気になっていたものだったからなおさらに。
 メールで連絡をしたはいいけれど、なんだか「薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク」を手に取る気力がなくなってしまいそう。
 中身を確認する作業も、いつもならもっと心弾むものなのに。
 嗚呼、今このときに、薔薇の世界を遊ぶ方々が羨ましい。
 逆恨みとわかっていても、なんとも遣る瀬無いことか。
 自分の軟弱さが恨めしい。
 ちいさなことを気にしすぎない、割り切る、という技術をはやく習得しなくては。


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 誰かの悩める溜息が、草花に憂う表情を教えるのだとアナタは言った。

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 むせかえるほどの薔薇の匂いに、 私は感覚を麻痺させられる。

 眩む視界は淡く薄く霞がかり、時折、鮮烈な薔薇色が目の前に現れる。

 陽の浮かぶなか、煌めく庭園は穏やかな緑の色に濃く彩られ、

 月の吊り上げられた空には、灯された綺羅星が幽かに微笑む

 炎を想わせる眼の輝きは、気高さと焦がれる恋心を花に教え、

 水は鏡のように真澄て眠り、草花に命の滴と微睡む夢を与える

 樹々に学ぶべき暦と真理は、満ちた世界を憂う調べにも似て、

 金白銀にも劣らぬ価値は、惑わさす棘の儚さと甘美さにあり、

 土と遊ぶ子らにしばしの安寧を、と慈悲深き腕を広げて祝福す


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 いよいよ明日三十日に『薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク -愛蔵版-』が発売です。
 せっかくなので、応援バナーをここにも貼っておきましょう。

薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク愛蔵版 薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク愛蔵版 薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク愛蔵版

 最近読んだ本のご紹介。

 『ひつじ探偵団 -Glennkill-』
 レオニー・スヴァン/著  小津 薫/訳   早川書房

 緑ゆたかなアイルランドを舞台に、むくむくの羊たちが殺人事件の謎を解き明かすために大奮闘するお話。
 羊たちから、「わたしたちの羊飼い」とよばれている老羊飼いのジョージが、グレンキルの牧草地で殺されたことからストーリーは始まります。
  次々にあらわれる謎に挑むのは、世界一賢い羊のメイプル、記憶力抜群で食いしん坊の鯨のモップル、サーカスにいたことのある黒い牡羊のオテロ、瞑想にふける哲学的なゾラ、最長老サー・リッチフィールド、伝説の羊メルモス・・・などなど個性に満ちた羊たち。
 事件解明のため人間観察をしたりと積極的に行動する羊たちだけど、人間の行動は羊たちには理解するにはムズカシくて・・・
 のんびりと日々を過ごしていた羊たちは犯人をみつけることができるのでしょうか。


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 ひつじ、のモチーフが好きです。
 ここ数年、小物やぬいぐるみなどのデフォルメされた愛らしさに心惹かれます。
 羊の写真などを使ったファイルなども、見るたびに(同じものなのにもかかわらず)何枚も欲しくなってしまいます。実際、すぐそばに羊の群れがいたら逃げ出してしまうでしょうが。

 この作品を読むと、羊たちの行動や生活を垣間見ることができてとても面白いです。
 それにむくむくの羊が身近に感じられて、まわりで見かける羊たちがいっそう可愛らしく思え、それぞれの個性を感じられるので、羊が好きな人や動物が好きな人にはオススメのお話。(野見山響子さんの描く、可愛いひつじたちの表紙もそれぞれの特徴がでていてすばらしいです)
 本を読み進めるうちに、きっと羊たちの中で自分のお気に入りが出来るはず・・・
 ワタシは中でも食いしん坊の鯨のモップルや、哲学的な牝羊のゾラが特にお気に入りです。
 あとは群れの中で一番むくむくした羊のクラウドとかね。


-------------------------------090329


 さあ、どうやって食べようかしら。

 わたしはねえ、ほしいものは全部食べつくさないと気がすまないの。

 最後の一口もぺろりと飲み込むの。

 ねえ、貴方は前菜くらいにはなってくれるのかしら。






 この程度なの? つけあわせのパンにもならないわ。


-------------------------------050319



 薔薇が枯れた、

 黄色く小さなバラが


 まだ幼い草木の体に、

 たくさんのつぼみをつけながら、

 かすかに咲いたかと思えば、

 柔らかなつぼみのまま枯れて、

 その花びらをのぞかせない


 最初に咲いた群れの中で、

 さいごまでさいて、

 しおれたバラは、
 
 乾燥花となっていま私の手のなかに

                        
 細く脆くとがったトゲがはかなく、

 こめられた願いが指先にふれる


 動いた空気に落ちた葉は紙のあいだにはさまり、時をとめる


-------------------------------070315-040514

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