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薔薇が枯れた、 黄色く小さなバラが まだ幼い草木の体に、 たくさんのつぼみをつけながら、 かすかに咲いたかと思えば、 柔らかなつぼみのまま枯れて、 その花びらをのぞかせない 最初に咲いた群れの中で、 さいごまでさいて、 しおれたバラは、 乾燥花となっていま私の手のなかに 細く脆くとがったトゲがはかなく、 こめられた願いが指先にふれる 動いた空気に落ちた葉は紙のあいだにはさまり、時をとめる -------------------------------070315-040514 『薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク 愛蔵版』 応援バナーキャンペーン に参加登録させていただきました。 ただいまフリーエリアにて応援中です。 発売まであと一週間ほど、待ち遠しい限りです。 「薔薇ノ木ニ薔薇ノ花咲ク」は、北原白秋の薔薇二曲の一文からとられたタイトルだそうです。 時代は昭和初期、全寮制男子学校を舞台にした物語。北原白秋はその時代に活躍した詩人。 この「薔薇ノ木~」という作品は当時の独特な雰囲気を大切にされているので、「薔薇ノ木~」の世界に浸るということは、昭和初期の時代にどっぷり浸かるということでもあるのですよね。 今まで偏食児さながら、古き良き文学作品には近寄らないようにしていたのですが、これを機に読んでみるのも良いかもしれませんね。 PR |
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