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汽車のたび 汽車での旅、夜行列車での旅、というものはどれも文学的な匂いがする。 なんだか懐かしく、鮮烈で、身体に潜む電気的な因子が、躍動ごとに枠をこえて飛び散っていくようだ。 心臓に鼓動ひとつ、確りと数えられるくらいに熱をもって動力部はまわっていく。 はくはくと、このまちどおしくてたまらない一連の時間こそ、その目を透明に光らせ、真んまる団栗にさせるのである。 魅力的、とひと言でいうには勿体ないくらい、それは熱くも冷たくもない雰囲気で、水のように空気のように、不思議な感触でもって私を攫うのだ。 どこかへ連れてこられ、そこを見渡せば、いつもそこには「旅」というものが広がっている。 たびはやはり、このように地上をはしつ箱のような乗り物でおこなうものなのだ。 -------------------------------070523-050117 PR |
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