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肉とジャガイモなしのシチュー (大蒜/玉葱/人参/固形スープの素/塩/水/マーガリンもしくはバター/小麦粉/牛乳) →大魔法使いツワッケルマン 唐辛子粉入り豚肉ハンバーグ (大蒜/玉葱/卵/パン/片栗粉/豚挽き肉/塩/胡椒) → 旬野菜たっぷりトマトミートソース・スパゲッティ(茄子/ ) →鉄鍋 ロールキャベツ ×△▲ 固まりか巻くか ミネストローネ ?△ オムレツ/オムライス ×2◎ 重要 デミグラス ある日猫科のパテ少年は廊下で一枚の紙切れをひろった。そこにはいそいで書き込んだのか、ななめに向かって文字が走っていた。 文字を習いはじめたばかりのパテ少年には長い文章は読めなかったけれど、単語ならもう読める。それにひろった紙切れに並んでいたのはほとんどが食べ物の名前ばかりだったから、シェフのつくる本日のオススメ料理のメモだろうかとならんでいる文字をじっとながめた。 「・・・・・・」 それにしては何だかおかしいような気がする。だって紙切れの裏側には黒いインクで妙な模様が印刷してあって、いままでかいだことのない匂いがした。だいたい食べ物のメモに魔法使いってどういうことだろう? 鼻を数回ひくつかせて匂いを吸い込むと、クシュンとちいさなくしゃみが出て紙切れをふっと吹き飛ばした。紙切れにしみこんだ匂いは、刺激的なスパイスのようにパテ少年の敏感な鼻には強すぎたのだ。 どうやら自分はこの紙切れに近寄らないほうがいいだろうと、何回もくしゃみをして考えた。 パテ少年は手からはなれた紙切れを廊下の端っこに置いて、メモを落とさなかったかシェフに聞こうと思ったとき、向こうのほうから犬のきゃんきゃん言う叫び声が聞こえた。 うちのシェフは町でも評判の料理の腕を持っているが、どこか抜けているところあって、よく物を落としたり忘れたりする。それに加えて困りものなのが、あたらしい料理のアイディアを考え付いては未完成な試作品をだれかれかまわずに食べさせようとするのだ。シェフの腕がたしかなのはパテ少年も保証するけれど、シェフのあたらしい料理は完成するまでは決して食べてはいけない。 なぜならまだ未完成の料理はシェフと同じようにどこかが必ず抜けていて、油断がならない。みかけが上等の料理でも味はほとんど奇想天外なので、もう店の料理人や近くで働いている人たちは、シェフが新しい料理にとりくみ出すと、さも忙しいそうに足早にとおりすぎていく。 当のパテ少年も厨房をさけて廊下を歩いているところだった。 さっきの叫び声は哀れな犬のジョンがまたもや試作料理の犠牲者になったからにちがいない。 ジョンはいつも試作料理をごちそうされている。運の悪いやつだとパテ少年は常々おもっていた。 メモのことを聞くついでに犬のジョンのことも助けてやるかと、廊下のそこらへんにあった小石で紙切れをおさえてから、パテ少年は厨房へ歩きはじめた。 そうそう、どうしてメモに童話物語にでてくる大魔法使いや、ちいさなおばけのことが書いてあったのかも聞いてみよう。 -------------------------------070327 ◆◇◆以下の洋食で誰でも手軽に作れるレシピを作成すること (そのさい実的なレシピと術的なレシピの形式は分けて記述すること) シチュー ハンバーグ スパゲッティ ロールキャベツ ミネストローネ オムレツ/オムライス ◇◆◇呪文式料理物語詩に入れるスパイスとして適していると思い浮かぶものを各自の考えとともに述べよ (例:カステラ →ニひきののねずみ / エビのジンジャーエール漬け ⇔寄宿学校 夜更け) ~ 実的・術的料理学 学科試験/実技試験 作成委員会 ~ -----------------------------070327 PR |
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