あまい蜜のカヲリはどこからきこえる?
ミツバチの羽音にまぎれて緑の園から
唇にささやかれる問いはダレのもの?
おとずれし乙女の靴音が答え
芽吹き咲いては枯れ落チル、約束された永遠の少年
ゆびさきから伝わる熱は、肌を滑って伝播する
恋とさえ綴られぬ物語のはじまりは?
ちいさな鍵が解き明かされたときから
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雰囲気的にはバーネットの『秘密の花園』の花園を想像していただけるとよろしいかと。
おそらくは閉ざされて久しい花園に宿る、植物性の少年と、
偶然みつけた花園をおとずれる少女との幻想的なひととき・・・、をイメージして書き出してみました。
お話の中だと、人外の者と人とのかかわり方というのはその性別によって変わってくるような気がしますが、私的なイメージだと、この花園の世界の登場人物は無個性というか、希薄な存在感のかたまりみたいなものなので、(文中あえて乙女と書いていますが)少年でもかまわなかったかもしれません。
描きたい情景やシーンが頭の中にあっても、それを文章にする能力が未熟というのはなんともつらいことですね。この(↑)文章もしばらくしたらお話のカタチにととのえたいです。
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