ショートケーキの上にのった苺、さいしょに食べますか、それともさいごまでとっておきますか?
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わたしは、ショートケーキの苺はさいごのたのしみにとっておきます。
(『ストロベリー・オン・ザ・ショートケーキ』というドラマの再放送が夜中に放送されていたのに触発されてしまいました。なつかしいですね。結局さいごはどんな終わり方をしたのでしょうか。)
苺の柔らかな果肉を噛み潰したときの弾けるような匂い、酸味を帯びたくせになる甘さ。それらが滑らかでコクのあるケーキ生地と、温度のない生クリームというシンプルなケーキの中でオアシスのような存在になっているのです。
わたしは常々思います。黄色のケーキ生地と白い生クリームのつくられた甘さのなかに、新鮮で水気のある赤い苺が点在することで、その存在がひどく印象的なものとして残るのだと。
ぷちんと熟れた、赤い苺があるのとないのでは大ちがいなのです。
それが苺のショートケーキである場合においては特に。
だって「苺の」ショートケーキなのですから。
イチゴがなければわたしはショートケーキが食べられないし、くちのなかでもたつくあまいあじを打ち消してくれるのは、紅茶でも珈琲でもなくて、うえにのった新鮮な赤でしかありえないのです。
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イチゴのショートケーキを食べるとき、あなたはどこから食べますか?
わたしはイチゴしかたべないよ
いちごのショートケーキなんて、わたしはほとんどえらばない
とられないように、さいしょにつまんでたべてしまうんだ
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