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2007年3月14日水曜日より開始    2008年1月13日日曜日より運営休止    2012年1月13日金曜日より再開?
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 あめがふる                    雨が降る

 あめがふる                    雨が降る

 くさがぬれる                   草が濡れる

 くさのうえのしずくがおちる           草の上の滴が落ちる

 かさはくるくる                   傘はくるくる

 あたってこわれた                当たって毀れた

 どこもかしこも ぬれたはいいろ       どこもかしこも 濡れた灰色

 みずみずしいのはみどりのものだけ     瑞々しいのは緑のものだけ

 そらはしろくてはいいろで            空は白くて灰色で

 つちはくろくてでろでろしてる          土は黒くてでろでろしてる

 めにあざやかはみどりのいろだけ      目に鮮やかは緑のいろだけ

 あめのひにはいちばんめだつ         雨の日にはいちばん目立つ

 ぬれたこいしのねむるかお           濡れた小石の眠る顔

 あめのひにはいちばんつややか       雨の日にはいちばん艶やか
 
 けぶるあおこそしこうのいろよ         けぶるアオこそ至高の色よ

 あめのひにはいちばんきれい         雨の日にはいちばん奇麗

 ぴかりとひかるらいめいのかお        ぴかりと光る雷鳴の顔

 あとにひびくはてんたたくおと         後に響くは天叩く音

 ざわめくこえさえきこえない           ざわめく声さえ聴こえない

 それこそみどりのおもわくどおり        それこそ緑の思惑どおり

-------------------------------070516-17
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 瓶の蓋を開ければ、喉元に赤く芳る酒が降り注ぐ。
 空っぽの壜にさえ、むくむくの羊がユメを与える。
 硝子壜の底に沈むのは、コルクより吊るされた懐中時計。
 酒に浸かったまま、遠い日の時間を指している。

-------------------------------(070512)-070324

 ひつじのポストカードをてにいれたのです。
 素敵なものを置いている文房具売り場にいくと、時間があっというまにすぎてしまいます。

-------------------------------

 羊の足元にはハーブの絨毯が広がる。 そんな情景(ユメ)を目覚める前にみた気がした。

-------------------------------070512

 お待ちしておりました。ようこそ、ありすのみなさま。

 そんな声がきこえた。
 目の前に広がるどこかわからない処は、異国の移動遊園地みたいにきらきらしている。
 空に浮かぶ星々は、半透明に点滅しながら勝手気ままに流れていく。
 だれもかれもが、ここでは思い思いの色をまとって此処を満喫しているようだ。
 そういえばあの人はどこにいるだろう。
 今日が終わらないうちにみつかればいいのだけれど。

 ひとりのありすが小走りにそこを横切っていきます。
 探し人が見つかると良いのですが。
 この集いもまだハジマリを告げたばかり、そしてまたオワリにも近づいてまいりました。
 あなたはこの集まりを楽しんでいただけたでしょうか。
 おや、まだ自分がどこにいるかお気づきでないとおっしゃる。
 つい先日、枕元に手紙をさしあげたのですが、覚えておいででしょうか。
 覚えがない・・・それもまた仕方のないこと。
 その手紙というのは此処での出来事への招待状だったのですよ。
 さあ、今日は存分にこの世界をおたのしみください。
 あなたの心ゆくまで。
 きのうとあしたのことはしばし忘れて。
 そして夢から覚めたあとはあなたの世界へ。
 世界の欠片をおみやげに。
 また会う日まで、どうぞその日にさじを投げずに。
 枕元に招待状が届くそのときまで。

 今日はひとりのアリスが世界に生まれ出でた日。
 ありすという名の少年少女が招カレル宴には、きっとあなたもいることでしょう。
 なぜなら、あなたもまた数多の世界に存在する、ただひとりのありすなのですから。

 おや、またひとり、ありすがやってきたようですよ。
 ようこそ、ありすの皆さまがた。お待ちしておりました。
 今日という集いを存分にお楽しみくださいませ。

-------------------------------070504-14-17

 世界にたったひとりの、アリス・プレザンス・リデルさま。
 お誕生日おめでとうございます。
 今日はあなたの百五十五回目のお誕生日でございます。
 ああ、残念ながら今日はなんでもない日ではないのでございます。
 しかしながら不思議の国ではなくとも、此処には月夜を飛び越える牝牛からしぼったミルクも、手に手をとって逃げ出した銀食器の方々もいらっしゃいます。
 空に駆け出す回転木馬もありますし、針の曲がった羅針盤も、わたくしのポケットに。
 もちろん、見上げるほど大きなケーキも用意してございます。
 さて、蝋燭は何本ご用意いたしましょうか。蝋燭なしのバースデーケーキというのも味わいがあるというものですが、やはり蝋燭がこう年の数だけ点っていた方が・・・
 ・・・。ええ、冗談にございます。
 共に今日という日をお祝いいたしましょう。
 さあ、世界中にいるありすの方々もいらっしゃいました。
 みなさまにもご満足いただけるとよろしいのですが。
 今日だけは夢に浸って、夜空をからかって遊びましょう。
 なに、これだけのありすのなかから、どうやってあなたを探し出せるというのです。
 誰もあなたのことには気づかないでしょう。
 毎回そう恥ずかしがっていらっしゃるのも、世界中であなただけなのでしょうね。
 おや、そうつむじをまげずとも。
 さあさあ、長話はこれくらいにして、まいりましょうか。
 

-------------------------------070517

 今日はアリス・リデルさんの生まれた日です。
 あなたの生まれた国よりずっと離れた場所からではありますが、お祝い申し上げます。
 きっとこの方が生まれていなければ、もしも彼と出会っていなければ、キャロル氏はアリスの不思議な物語について書かなかったにちがいありません。(もしかしたらアリスではない別の存在の物語になっていたのかもしれませんけど) あなたにとっては大迷惑かもしれないけれど、どうぞあなたの生まれた日を、わたしにも喜ばせてください。
 おたんじょうび、おめでとう!


    兎を追う者に告ぐ
  ≪注意事項の知らせ≫

      月夜の晩に開かれる饗宴には、午後三時の扉の鍵に結ばれたリボンと、小箱にしまわれた硝子細工の靴下止めを身に着けて出かけること。

      星々の集会所では、オモチャの螺旋猫とゼンマイ式子鼠を夜空に放つゲヱムを行うので、砂時計の裏側で配られるふたつの小壜をしまうエプロンを持ってくること(エプロンはゲヱムにも使用する)。


                  からくり商店街 路地裏十三章 「豆電球と猫」の隣 綴り屋本舗 より


   追記: 夢追いのミルクと虹色パラソルは、ベットの枕元まで配送可能


-------------------------------070503

 どろりと
 溶けたクリーム
 の
 かかった
 濃厚な
 チョコレートケーキ
 の
 下で埋もれた
 わたし
 の
 カラダごと
 寝苦しい
 ないとめあ
 の
 世界へ
 いっている
 浮かんでいる
 のか
 沈んでいる
 のか
 わからない
 まま
 肥大した
 夢
 の
 柔らかな
 感触
 さえ
 おもくるしい
 と
 かんじる
 そこ
 は
 日常
 に
 みせかけて
 失敗した
 ところ
 もたつく悩み
 に満ちた
 空間
 その
 表面
 を
 めくった
 ら
 何かがみえる
 の
 だろう
 けれど
 目が開いたまま
 目隠し
 された
 よう
 に
 拒否
 する
 の
 は
 わたし
 の
 頭の中の苦しげなわたし 
 

 むわりと広がる夜に、一人の子供が生まれた。

 村は子供の誕生を祝って、夜も昼も飲んでは歌い、食べては笑った。

 宴の真ん中では、あたたかな腕に抱かれて小さな命が眠っている。

 笑い声は空に響き、喜びの歌はいつまでもきこえている。


-------------------------------

 その音色ほど、

 わたしの心をかきたてるものはない

 風に紛れ、

 空気震わす、

 上質の音楽


 聞くに耐えないナニカこそ外の道にほうられて真に想う琴線のふるえこそ彼のヒトに届くべきのもの


-------------------------------070426-070414


 黄の色と澄んだ真白のそらに垂らした一滴のしずくには眠りを誘うモノを集わせる効果があるという


-------------------------------070426-070412


 硝子が放つ放射線状の雰囲気といったものにさえ恐怖を抱くからといってそのまぶたを閉じてはならない


-------------------------------070412


 食べられたらそれでお終いなのは誰かに食べられるまでひとりきりでなかった空間がまたひとりぼっちになってしまうから


-------------------------------070412


 なくなってしまった情景を想いおこすほどの熱情もそれらを記憶しておくべき頭の容量も足りないという悲劇


-------------------------------070412



 いまでも悔やまれてならない出来事に今日再びぶち当たったのです。
 いままでは目をそらして知らないふりをしていたのです。
 些細なことでも己にとってそれはあってはならなかったことに等しいのです。


 金のエンゼル

 銀のエンゼル

 出会うのは難しいけれど、会いたいのは君らじゃないよ

 僕が会いたいのは金色でも銀色でもなくて、青銅色のエンゼル

 ミルクチョコレートが大好きで、ビターチョコレートが嫌い

 黄昏の十字路でまちあわせて、昭和チョコレート堂までいっしょ

 昼も夜も朝も同じように笑う

 あの不思議な孔雀色の翅をもつ天使

 機械仕掛けのリンゴにしかない、神秘を解き明かすための指針をさがして

 いずこかへ飛び立った君にはいつ逢える?


-------------------------------070410

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