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甘い匂いが汗とまじりあい、そのひとの体臭が「 」色に甘く染め上がった たちのぼるその「 」色が、きらいだ 惑わすためのその色なんて、なくなってしまえばいい 嗅覚から侵入するのは甘くて刺激的な匂い、 聴覚からはとろかすような声が、 視覚からは蠱惑的な姿が、 触覚からは頬にあたる感触が、 味覚からは与えられた罰が、 その存在全てが意識を侵蝕する 退化した第六感が告げる ひとには抗えぬモノをその身にひそませるものにつかまってはならない、と まだつかまってはいない けれど、めぐらされた蜘蛛の糸にとらえられることなく、この生涯を終える自信もない ああ、何故、目の前にはそのひとがいるのだろう 混濁しつつある意識のなかで、甘くて苦い、刺激的なその色を嗅いだ やっぱり、そのひとの纏う「 」色は、すきになれない -------------------------------070629 PR |
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